
2018年4月17日(火) - 2018年9月2日(日)
どうぶつ目線映像を体験しよう
野生動物たちは、彼らの生活環境の中で何をみているのでしょうか?この疑問に答えるために生み出されたのが、動物の行動を動物自身に記録させる研究手法「バイオロギング」※です。小型の記録計やビデオカメラを野生動物に装着することで、海中や空中など、私たちが直接見ることのできない環境における動物たちの生態が明らかになってきました。本展では、「バイオロギング」で明らかになった様々な動物の知られざる生態や、動物の目線で彼らの生活の様子を捉えた驚くべき映像の数々を紹介します。
※「バイオ(bio=生物)」+「ロギング(logging=記録)」を組み合わせた造語。
2018年4月17日(火) - 2018年9月2日(日)
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜日(祝日の場合は翌平日)
※7月17日(火)は特別開館
SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムアクセスはこちら
大人510円・小人250円・未就学児無料
(常設展もお楽しみいただけます)
映像ミュージアム 048-265-2500
「バイオロギング」の誕生とその歴史について、実際に使用された機器や年表で詳しく紹介します。この分野のパイオニアの一人、国立極地研究所の内藤靖彦博士を中心に製作・改良されてきたバイオロギング機器は、実物を見るとその発達の様子が一目両全!また、内藤博士とともに様々なバイオロギング機器を開発してきたリトルレオナルド社についても紹介します。
「バイオロギング」がまるわかり!自由研究にもおすすめ☆
超小型記録計を装着したオオミズナギドリ
海に住むどうぶつたちの謎の多くが「バイオロギング」で解明されてきました。このコーナーでは、全11種類のどうぶつの謎を、迫力ある目線映像を通して解説します。また、調査の様子を記録した映像や、実際に使用した小型カメラ・機器類、剥製などを展示、映像が撮影される過程をわかりやすく紹介します。バイオロギング機器をどうぶつにとりつける(=タギング)体験もできます!
調査機器を取り付ける「タギング」体験
ホホジロザメに調査機器を装着した様子
ウミガメは何を食べるのかな?
調査機器を装着したアカウミガメ
©Chihiro Kinoshitaペンギンになった気分で目線映像を見てみよう
背中のカメラで撮影したアデリーペンギンの目線映像
どうぶつの中には目を使わずに"耳でみる"どうぶつたちもいます。このコーナーでは、コウモリが超音波を使って"見る"能力「エコーロケーション」について紹介します。また人間のバイオロギングとも言える「ライフログ」についても紹介します。
コウモリの羽の大きさはどれくらいかな?
調査機器を装着したコウモリ
感覚拡張デバイス「Sight」でエコーロケーションを体験!
★土日祝日限定
ウミガメは海の中で何を食べているのかな?模型を使ってバイオロギング調査のしくみを体験するワークショップです。(2名まで同時に体験可)
対象年齢:小学生以上
体験日時:土日祝 13:00~16:30
会場:3F ワークショップルーム
申込:当日予約制(会場にて12:55より受付)
★会期中はバイオロギングの研究者によるトークやワークショップ、感覚拡張デバイス「Sight」の体験会など多数のイベントを開催予定。
主催:埼玉県
後援:埼玉県教育委員会/川口市/川口市教育委員会
企画監修:渡辺佑基(国立極地研究所)
協力:Sight Project/勇魚文庫/国立極地研究所/東京大学大気海洋研究所/東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林北海道演習林/同志社大学生命医科学部/長崎大学海洋未来イノベーション機構/名古屋大学大学院環境学研究科/日本鯨類研究所/横田晶洋/有限会社リトルレオナルド
画像提供:吾川真之(ホホジロザメ、シュモクザメ)
企画:株式会社デジタルSKIPステーション